船越英一郎の変なドラマが始まったと思ったら美容整形外科のにしたんクリニックの宣伝だった。
電車の広告でもやたらと見かけるし、にしたんクリニック、めちゃくちゃ広告にお金かけてるよね。
噂によると、にしたんと木下グループは新型コロナのPCR検査で10桁億円くらいもうけたらしい。
知人の医者が「オレもPCR検査ビジネスは思いついていたのに実行しなかったの、本当に失敗だった」と悔しがっていた。
コロナ初期にその人とは少しそういう話をしていたからね。
そもそも個人的にはコロナ初期から個人的にはPCR検査を毎回やるというオペレーションには、どちらかというと反対だった。
PCR検査ってそんな簡単じゃないでしょ、みたいなブログ書いたらインフルエンサーに紹介されたらしく、一時期ビュー数も当ブログにしてはそこそこ伸びた。
毎回PCRやってたら、お金も労力かかりすぎる上にそれで感染が抑えられるわけでもないし、政策として費用対効果が悪すぎるでしょ。
そんなことよりも、さっさと感染が拡大してみんな感染して誰も気にしなくなれば終わる話だということは、最初からわかっていた。
だから、ケチで有名なこの国の政府(とりわけ財務省)は、毎回PCR検査するなんて方法は選択しないだろうと読んでいた。
ところがどっこい。
いつのまにか、政府がカネを出して、感染疑い者にはPCR検査を実施するという方向に進んでいったね。
結果的に意味があったかというと、粒沢はお金を浪費した以上の意味はほとんどなかったと思う。
単ににしたんとかのPCR検査ビジネスに事実上のお墨付きを与える格好になり、儲けさせただけで終わった感が強い。
PCR検査をしようがどうしようが、結局コロナはみんなが感染することで終わるしかなかった。
もしかすると、PCR検査の胴元から議員などにロビー活動や献金があったのかもしれない、とも思う。
というのは、商売人としては単なる負け惜しみである。
今から思えば、コロナの初期からPCR検査やります!といえばめちゃくちゃ儲かったんだよな。
政府の動きがそういう方向に行くとは、理詰めで考えているかぎり全く思えなかったが。
悔しいが、読み負けたといえばその通りだ。
世の中、理屈だけで動いているわけではないという証左であるかもしれない。
コロナの死亡率が高いらしい、という恐怖が煽られた結果、そこをうまいこと埋めるパズルのピースとして一時的にでも機能したのは、PCR検査であった。
それは否定しようがない。
読みで勝ったのか、たまたま選んだ道が正解だったのか、政治献金で無理やり世の中を動かしたのか。
どれであろうと、勝者は勝者であり、外野が何を言おうと負け惜しみにしかならないのだ。
おめでとう、木下グループ。おめでとう、にしたんクリニック。
コロナ初期から、ビジネスチャンスになりうると思って本気で動いたからこそ、鉱脈に気付けたのかもしれないね。
チャンスは皆にあったが、行動した者にしか栄誉や富は訪れないのだ。