某焼肉屋チェーンに行ったら、ロボットが注文した肉を運んできてくれた。
ハイテクだ。
ただ、店内には人間のホールスタッフがたくさんいたし、配膳ロボットからテーブルに肉を移すのは人間がやっていたから、配膳ロボットを使う意味があったのかどうかはよくわからない。
年度始めだから、社員やバイトの教育的な意味でスタッフが多かっただけなのかもしれないけれどね。
ソフトバンク製の、大きな踏み台にタイヤがついたみたいな形したロボットだったけど。
(調べると、ソフトバンクのServiという製品らしい)
日経クロステック「ソフトバンクロボティクス、配膳ロボ『Servi』をレンタルで提供」https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/08814/
ただ運ぶだけだもんなあ。
これだと、ロボットからお皿をおろすのはどうしても人間がやらないといけないものね。
配膳に限らず、人間の働きをロボットが置き換えるのはなかなか難しい。
人間の動作ややり方をロボットがそのまま真似するのは意外と困難だ。
DXとかでもよく言われるように、本当はロボットやコンピュータがやりやすい方法に人間の側が合わせてやらないといけないのだ。
最近の回転寿司はベルトコンベアで自動的に寿司が運ばれてくるけど、あれなんか完全にロボットにとってもっともやりやすいように最適化された空間に人間が入り込んでる感じだもんな。
昔ながらの焼肉屋のレイアウトの中でロボットが動き回って料理を提供するのは、やっぱりちょっと難しい。
感染対策で人間を一切雇えないとかならともかくなあ。
あれ?
ってことは、全飲食店を回転寿司方式のベルトコンベアレイアウトにすれば、人間のホールスタッフはほぼいらないのか。
焼肉ならお皿の形もほぼ一定だし、ベルトコンベアで良くね?
って思って検索してみると、最近はまさにそういうのちゃんとあるのな。
有名どころだと『焼肉いっとう』というお店があって、それなりに流行っているらしい。
みんな考えること一緒だねぇ。
そのうち全ての低価格帯レストランがそうなっていくのか、人件費と設備投資のせめぎ合いであるところに落ち着いていくのか、興味深いなあと思います。