反ワクチン活動で有名(?)な京大の宮沢孝幸さんや、立憲民主党の参議院議員の川田龍平さんなど、医師や研究者、現職の政治家が参加する新型コロナワクチンの危険性に関する討論会の映像が、YouTubeから公開数時間で削除されてしまったらしい。
T. Miyazawa DVM PhD宮沢孝幸🎹@takavet16時22分 削除されました。
2022/11/05 06:24:45
5.6万再生でジ・エンド。
100万回行けば世の中変わるかなと思いましたが、残念。
ニコニコ動画に期待します。
みなさん!これがYouTubeです。 https://t.co/mXij7EGoVW
問題の動画はニコニコ動画で再度公開されたらしいですが。
副作用が少なからず報告されているのは事実だと思うし、「中和抗体しか見ない評価方法はどうなんだ」というのは同意するし、「抗原原罪で悪い抗体だけを増強してしまう」とかは単なる起こりうる仮説の一つで、別に根拠のないデマではないと思うんよね。
単に、科学界で主流の学説ではないというだけでしょ。
だって、人類は自分達の免疫の仕組みを全てわかっているとは言えないし。
デマだデマだというなら、これまで「ワクチンは感染も防げる!ワクチンを打てば社会を正常化できる!」と主張していた方々のほうが、残念ながら蓋を開けてみれば100%間違っていたわけで。
ADEでむしろ感染しやすくなるとか、抗体原罪で新しい株に対する免疫ができないなどの注意喚起は、非科学的トンデモと片付けるにはあまりに科学的すぎると思います。
上記の動画は、学術的に主流ではない程度の話を、至極真面目に討論している場にしか見えなかったのですが、YouTubeのガイドラインに反するとかなんとか理由をつけて公開停止にしてしまうのは、やっぱり怖いことだなと思います。
表現の自由を守るとか言っているオタクの人たちも、こういうのは問題視してくれる気配が微塵もありませんよね。
自分もオタク的な意味でのエログロ系の表現の自由は大事だと思いますが、それ以外の政治や政策決定に関わる言論もプラットフォームの恣意で削除されるのはよくないことだと思うのですよ。
真面目な話をしているのだから、合っているか間違っているかは別として、話を聞く機会は提供しないといけないと思うのです。
YouTubeとかのビッグテックの中で投稿を管理している(キラキラ系リベラルな)人たちは、自分たちに都合の悪い言論は、公開停止にすることで伝達を抑制すれば、いずれ勢いを失って消えてなくなると思っているんでしょうね。
トランプ(元)大統領をTwitterから追放した運営のことを考えても、そうなんだろうなと思います。
(トランプ大統領、また大統領選出るらしいけどね。)
確かに、一定以下の影響力しかないような注目度の低い言説は、言論統制することで人々の間から無くすことができるかもしれないけれど。
トランプ大統領支持とか、ワクチンへの懐疑論とか、ざっくり世間の半数の人は同意しているようなことに対しては、あまり意味をなさないと思うなあ。(トランプ大統領は一度は選挙で当選したわけだし、オミクロン対応ワクチンの接種率は開始から1ヶ月経って5.9%だし。)
別に動画を見て、反対だな、同意できないなと思う人が多ければそれでいいじゃん。
賛同する人が多く出てしまうというのなら、それはもうある程度有力な言説ということでしかないじゃん。
公開停止にするってちょっと意味がわからないっすね。
問題の動画はYouTubeで削除後にニコニコにアップロードされて、このブログを書いている現在は視聴できますが。
外国のビッグテックのものだけじゃなくて国内の動画投稿プラットフォームもあってよかったよね。
プラットフォームが複数あるのって、経済学的な効率には反するかもしれないけれど、結局大事なことなんじゃないの?っても改めて思いますね。