Goto トラベルキャンペーンは本当にすごくて、週末の温泉宿とかの予約がマジで一切取れない事態になっている。
先日、粒沢も某観光地に旅行でもいくか、と検索したけど、Gotoを利用できるプランで良さそうなものは本当に何一つ空きがないという状況だった。
来年の春だったら空きあるじゃん!と思ったら、そこまで先の予約はGoto対象外だから空いてただけらしい。
めちゃくちゃな大人気だ。
さぞや旅行・観光業界も助かっていることだと思う。
みんな今年の春夏の自粛でうんざりしていたというのもあるんだろうが、ここまでの大人気になるとは驚いたね。
思えば今年の6月7月くらいだと、まだ旅行に行っても大丈夫なのか不安があったよな。
ここぞとばかりに高級な宿に泊まるのもいいんじゃない?と思ったりもしたけど、結局なんだかんだと家族や周囲の反対もあって実行には移せなかった。
そのころだと高級な旅館のプランがキャンセルされて食材が余ってしまったとかそういう話がたくさん流れていたのにね。
まあ、当時は新型コロナの感染者が一度増加傾向に入ったらもう止められないのではないかという不安がかなりあったからな。
今でも当時と同じくらいの感染者が毎日見つかっているわけではあるが、感染者の増加ペースはだいたい一定で爆発的な増加は結局起きていない。
お盆休みやシルバーウィークでみんなそれなりに遊びに出ても全くと言っていいほど状況に変化がなかった。
冬が本格化するとどうなるかという不安はないではないにせよ、この分だと大丈夫そうだな、という感じがあるよね。
もちろん、だからと言ってコロナに全く無防備でいいという話ではないけどな。
ここまで感染者が線形に(指数関数でなく)増加するというのは、きっと先日紹介したThurnerらの論文の推察の通りなのだろう。
つまり、指数関数的な感染者の増加は一人の感染者が不特定多数の人と濃厚接触することで起きるが、我々の社会はさまざまな手段を講じてこれを防いでいる。
可能な限り在宅勤務にするとか、通勤電車の中ではマスクをするとか、換気を頻繁に行うとか、食堂ではおしゃべりを減らし周りの人との間についたてを設けるとか、大規模なイベントを自粛するとか、そういう形でだ。
こうした取り組みの結果、もちろん同じ通勤電車に乗り合わせた人に感染させるなどの現象は全くゼロにはならないかもしれないが、そうしたことが起きる危険性はかなり低減されている。
その結果、仮に無症状で感染している人がいたとしても、その人から感染が起きる可能性が高いのは家族とか仕事の同僚などの限られた人数の人だけになるわけだ。
それならば、感染の拡大はゼロではないにしてもそれほどはやくもない。
同じコミュニティの中では広がる可能性はあっても、コミュニティーの枠を超えて爆発的に感染が広がっていくと言う状況は、日本人がこうした対策を真面目に行っている限りほとんど起こらないようだ。
北海道で感染者数がちょっと増えていると言うことだが、そうしたことがニュースで報道されて、大きな話題になっている限りは大丈夫だろう。
話題になれば、大抵の日本人は、完璧にとはいかなくても不必要な接触を避けたり換気をしたりするだろうから、感染拡大はいずれ落ち着くと思う。
これまでのところ、日本のコロナ対策と経済とのバランスは結構悪くない感じでやってこれてるんじゃないかな。
いい感じではないかと。
このままの流れで冬のインフルエンザシーズンも乗り切りたいもんだね。