別に文句はないんだけど、どういう仕組みになっているのかよくわかんないことがある。
培養肉のスタートアップとかな。
ああいうよくわからんものに、世の中の投資家の人たちはよく投資できるよな。
あれはどういう仕組みで納得してお金が流れてるんだろう。
出口あんのかなぁ…。
確かに、肉食が全て(とはいわないまでも大部分が)培養肉で賄えるようになったら、世界が一変してすごいことになる気はする。
動物愛護の倫理が盛り上がる世界だし、工業製品として安くうまい肉を作れるようになったら、そちらが主流になるのかもしれない。
だから研究としてはいいんだけど、近い将来に採算が合う気がしないけどなあ。
多少高くても、熱心な動物愛護主義者とか高級料理愛好家が買うようになるからいいのだろうか。
それとも、動物を殺さなくてもよくなる研究に出資している事自体がある種のステータスだからいいということなんだろうか。
ニュースイッチ「【ディープテックを追え】未来の食肉「培養肉」、スタートアップが技術確立目指す」
上記記事によれば、培養肉企業のひとつであるインテグリカルチャーでは、食品メーカーとプラント建設企業が出資しているらしい。
外から成長因子を加えなくても培養でき、安価で食品としての安全性を示しやすいのだという。
食品メーカーや化学プラント建設の専門企業が知識を結集!!とかいわれると、それなりに安価な培養肉を量産する方法の目処くらいは立つのかもしれないなあ、という気はしてくる。(納得というより信用的な意味で、だけと。)
記事中では、インテグリカルチャーの製品としてはペースト状のもの(培養した細胞)を固めたものが主流となると述べている。
本物の肉を再現することは、直近では難しいのだとか。
確かに、そこ妥協していいなら、とりあえず売れるものを作る、という意味では一応可能なのかねえ。
まだまだこれからという感じっすな。
培養肉は未来の巨大市場っていうけど、ホントなのかねえ。
将来的に普通の畜産がうまくいかなくなるシナリオとか考えてるのかなぁ。
そんなことあるかなあ。あったとして培養肉がそれを解決できるのかなあ。
まあただ、培養肉は最終形が比較的イメージしやすいだろうから、非技術者で投資家のおえらいさんを説得するのは、やりやすい部類なのかもしれないなー。
既存の大企業の技術的なバックアップもあるとなれば、安心感はあるかもね。